【ゼロから学ぶ西洋建築史】古代エジプトを解説

ゼロから学ぶ西洋建築史

【はじめに】

この記事を読めば古代ローマの建築は完璧!
この記事では古代エジプトの歴史の流れと用語をピラミッドとはなにか、マスタバとはなにか、また古代エジプトの神殿に分けてわかりやすく解説しています。この記事を読み終わる頃には歴史の流れと用語の説明ができるようになり、マニアックな知識も自然とついていると思いますのでぜひ最後までご覧ください!

古代エジプトの建築

ピラミッドとは?

ピラミッドとは古代エジプトの王や王族の墓のことです。

後で説明するマスタバを段々に積み上げ、巨大化していったものとみなされています。

大規模なピラミッドは紀元前2545年~2520年頃に築かれたとされています。

有名なピラミッドにギザの3大ピラミッドがあります。

ギザの3大ピラミッド

最も大きい規模のものが第1ピラミッド(クフ王のピラミッド)となっており、底辺240m、高さ137mの大きさとなっています。

ピラミッドは大きな切石を積み上げてつくられており、石の隙間を小さな石で埋めることで滑らかな斜面をつくっています。

マスタバとは?

マスタバとはピラミッドの原型となった建築物です。

古代エジプトでは死者の魂は別の世界でよみがえると信じられていました。そして死者の魂が住む場所としての墓がつくられていました。

当時その墓は地下深くに設けられており、地上には四角錐台状の構造物が設けられていました。この構造物がベンチに似ていたことから、

アラビア語で「ベンチ」を意味するマスタバと呼ばれています。

マスタバの概要
wikipedia

古代エジプトの神殿

神殿

神殿はピラミッドと並んで古代エジプトで重要な建築物です。

また時代によって神殿の特徴が異なるので古代エジプトの神殿に関してここでは解説します。

神殿は入り口から塔門、中庭、多柱室、聖所の順番に配置されています。

中に入るにしたがって上下左右が狭く、暗くなっていく構造になっています。

柱は蓮の葉や棕櫚の葉を模した装飾が付けられていることが多くあります。

エジプトに訪れた際はぜひ柱にも注目して見てください!

カルナック神殿

古代エジプト最大級の神殿にカルナック神殿があります。

カルナック神殿は紀元前2000年頃に築かれたとされています。

高さ20m以上、本数130本以上もの柱がある多柱室は圧巻です。

また古代エジプトの神殿の前にはオベリスクと呼ばれる頂部がピラミッド状の1本石が置かれていました。これは当時太陽神の象徴とされていました。

オベリスク

おわりに

今回は古代エジプトについて解説しました。

覚えることは多いですがコツコツ勉強して試験などに役立ててください!