【建築用語を解説!】ヴォールトとは?

建築用語

この記事では建築用語のヴォールトについて解説しています。

ヴォールトとは?

ヴォールトとはアーチを伸ばしたかまぼこのような形をしている屋根の構造です。

wikipedia

確かにかまぼこのような形をしていますね(笑)

ヴォールトの種類

ヴォールトはさらに2種類に分けることができます。

交差ヴォールト
wikipedia

交差ヴォールトはロマネスク期に生まれヴォールトが直角に交差したような形をしています。

この構造によって重い石材の屋根でも支えることが可能になり高い天井を取ることができるようになりました。

リヴ・ヴォールト

リヴ・ヴォールトはゴシック期に生まれ、交差ヴォールトにリヴを付けた構造になっています。

ゴシック期にはリヴ・ヴォールトによって天井の高さを高くしただけでなく壁を薄くすることが可能になりステンドグラスを壁に埋め込むことが可能になりました。

世界のヴォールト

グロスター大聖堂

イギリスにあるグロスター大聖堂の回廊ではヴォールトの中に三葉型、薔薇型などの様々な装飾で埋め尽くされており、壁にはステンドグラスが取り付けられていて非常に美しい内観になっています。

オセアノグラフィック

スペインにあるこの海洋水族館はフェリックス・キャンベラによって設計されました。

鉄筋コンクリートの発達によって双曲放物線形でとても薄いヴォールトが可能になりました。


今回はヴォールトについて解説しました!

ほかの建築用語の記事もぜひご覧ください!