【ゼロから学ぶ西洋建築史】ゴシック建築を解説

ゼロから学ぶ西洋建築史

【はじめに】

この記事を読めばゴシック建築は完璧!
この記事ではゴシック建築の歴史の流れと用語をゴシック様式とはなにか、またその特徴、有名な建築に分けてわかりやすく解説しています。この記事を読み終わる頃には歴史の流れと用語の説明ができるようになり、マニアックな知識も自然とついていると思いますのでぜひ最後までご覧ください!

ゴシック建築とは?

ゴシック建築とは12世紀~15世紀にかけてフランスを中心として西ヨーロッパで栄えた様式のことです。

ゴシック建築の構造の代表的特徴には尖塔アーチリヴ・ヴォールトフライングバットレがあります。

尖塔アーチ

尖塔アーチとは上部のとがったアーチのことです。

ロマネスク建築の半円アーチに変わってゴシック建築で使用されるようになりました。

尖塔アーチ

リヴ・ヴォールト

リヴ・ヴォールトとはリヴのついた交差ヴォールトのことで天井を支える構造体です。

リヴとは下の写真の交差する線の部分のことです。

リヴ・ヴォールト

フライングバットレス

フライングバットレスとはヴォールト天井を壁の外側から支える梁のことです。

下の写真の橋のようになっている部分です。

フライングバットレスを使用することで分厚い壁でも大きな窓をとることが可能になりました。

フライングバットレス

代表的な建築

ノートルダム大聖堂

パリのノートルダム大聖堂。

ゴシック建築の初期の頃の代表的な建築で垂直線が強調された構造になっています。

ノートルダム大聖堂

シャルトル大聖堂

パリのシャルトル大聖堂。

フライングバットレスを多用することでステンドグラスのある高い窓を可能にしました。

おわりに

今回はゴシック建築について解説しました。

次はルネサンスの建築について解説します!