【はじめに】
この記事を読めばビザンチン建築は完璧!
この記事ではビザンチン建築の歴史の流れと用語をバシリカ式とはなにか、集中式とはなにか、ビザンチン建築とはなにか、また有名な建築に分けてわかりやすく解説しています。この記事を読み終わる頃には歴史の流れと用語の説明ができるようになり、マニアックな知識も自然とついていると思いますのでぜひ最後までご覧ください!
初期キリスト教建築
初期キリスト教建築とは4~6世紀頃の最初期のキリスト教教会堂建築のことをいいます。
キリスト教教会堂は4世紀頃に建てられはじめました。
キリスト教教会堂には2種類の建て方があり、その2種類について説明していきます。
バシリカ式とは?
バシリカ式とは古代ローマで裁判や取引に用いられた公共建築であるバシリカをもとにした細長いプランのものです。
バシリカ式は中世のロマネスク、ゴシックの教会堂の主流となっていきます。
バシリカ式の特徴をよく表している建築にサン・タポリナーレ・イン・クラッセ(549年建堂)があります。
内部は細長いプランになっていて屋根は木造でした。

集中式とは?
集中式とは円形や八角形,十字形など点対称のプランのものです。
集中式の特徴をよく表している建築にサン・ヴィターレ(547年建堂)があります。


ビザンチン建築とは?
ビザンチン建築とは東ローマ帝国の建築のことです。
東ローマ帝国は現在のトルコのイスタンブールにあたります。
ビザンチン建築の最大の特徴にペンデンティブ・ドームがあります。
ペンデンティブ・ドームとは大きなドームの上に小さなドームが乗っていて、まるでドームが浮いているかのように見える構造のことです。
ハギア・ソフィアとは?
ハギア・ソフィアはイスタンブールにあるペンデンティブ・ドームの代表的な建築物です。
ハギア・ソフィアは中央の直径31mのドームを左右のドームが支え、そのドームをさらに小さな3つのドームで支える構造になっています。

サン・マルコとは?
サン・マルコとはイタリアのヴェネツィアにあるペンデンティブ・ドームを代表するもう一つの建築物です。
ハギア・ソフィアほどの大きな直径のドームではないですが、壁面には多様なガラスなどによるモザイク画がみられ、精巧な浮き彫りも特徴です。

おわりに
今回はビザンチン建築について解説しました。
歴史の流れを整理してぜひ試験勉強に役立ててください!